金子國義－美しき日々

　Bunkamura Galleryで展覧会「金子國義－美しき日々」が開催される。

　美徳と悪徳、聖と邪の絶妙なバランスで、危うくも美しい世界をつくり上げた画家・金子國義（1936〜2015）。澁澤龍彦との出会いを皮切りに、三島由紀夫、唐十郎、四谷シモンといった日本の前衛芸術を開拓した時代の寵児らとともに、金子は独自の美学を形成し成熟させ、アバンギャルド芸術の最前線を駆け抜けた。その激情滾る作品群は絵画のみならず、写真や着物デザイン、舞台美術などジャンルを超えて世界を拡げた。

　金子の没後7年に開催される本展では、貴重な原画をはじめ、未公開のドローイング作品や版画を展示・販売。世代を超えて多くの人々を魅了し続ける、可憐で聖なる背徳の世界を紹介する。