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張媛媛

チョウ エンエン

 張媛媛(チョウ・エンエン)は1984年中国・湖北省生まれ。2007年中国大連大学美術科卒業。横浜国立大学大学院(赤木古典絵画技法研究室)で古典絵画技法を学んだ後、19年に東京藝術大学大学院(油画技法材料研究室)を修了。溶かした蜜蝋を亜麻布に染み込ませる、古代ヨーロッパの技法「エンカウスティーク」を用いて制作を行う。中国・宋の時代に描かれた山水画の表現に感銘を受け、蝋と布が一体化した独特の筆触で、水や大気といった色をもたないものを表現することを試みている。19年に「第37回上野の森美術館大賞展」で大賞を受賞。20年に初個展「縁起もの、円来ものづくし」(ギャラリー上田、東京)を開催し、自身を支えてくれた様々な縁への感謝と、世界中の人々の幸福を願う「縁起もの」をモチーフとした作品を発表した。