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アトリエ・ワン

Atelier Bow-Wow

 アトリエ・ワンは1992年設立。塚本由晴と貝島桃代による建築ユニット。塚本は1965年神奈川県生まれ、94東京工業大学大学院修了。貝島は1969年東京都生まれ、94年東京工業大学大学院博士課程満期退学。主な作品に、あえて敷地の中央に建物を配置することで、住宅密集地にありながら広さを感じられる《ミニ・ハウス》(1999)、住宅兼オフィスという、公共と私的空間が同居した《ハウス&アトリエ・ワン》(2005)、公共建築に《愛・地球博記念公園 地球市民交流センター》(2010)、《北本駅西口駅前広場改修工事》(2012)など。一貫して、都市における建築のあり方を探っている。著書に、東京の建築を調査・図化した『メイド・イン・トーキョー』(鹿島出版会、2001)、街の区画を活用した小さな建築を紹介した『ぺット・アーキテクチャーガイドブック』(ワールドフォトプレス、2001)など。「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展(東京国立近代美術館、2017)、「家の外の都市(まち)の中の家」展(東京オペラシティアートギャラリー、2011)、「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」展(東京国立近代美術館、2010)などに出品。展示構成も多く手がけ、2018年には貝島が第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館のキュレーターを務めた。15年より玉井洋一がパートナーとして参加。受賞歴に、東京建築士会住宅建築賞金賞(1999)、第16回吉岡賞(2000)、American Wood Design Awards(2002)など。