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エコール・ド・パリを代表する画家、ユトリロ。マルセイユで史上初の回顧展が開催

フランス・マルセイユのギャラリーAlexis PENTCHEFFで9月22日から11月4日まで、エコール・ド・パリの画家、モーリス・ユトリロのマルセイユ初の回顧展が開催される。

モーリス・ユトリロ 雪のムーランデラガレット 1934 紙にグワッシュ 34x51cm

 2009年よりフランス南部のマルセイユで活動し、19世紀後半から20世紀前半までの絵画を扱うギャラリー「Alexis PENTCHEFF」で、モーリス・ユトリロ(1883〜1955)の回顧展「ユトリロ・都会の孤独」が開催される。

 ユトリロは印象派による影響を受けたのち、1910年代にボヘミアン的な生活をしていた「エコール・ド・パリ」の芸術家として認知され始めた。ユトリロは独学の芸術家であり、一歩ずつ自分の画風を学び、理解し表現していった画家。その作品は、カフェや酒場、レストランなど生活に近い場所からインスピレーションを受けたものが多く、独特の静けさをたたえたえている。

 プライベート・コレクションから集められた作品を展示・販売する本展では、「呪われた画家(アルコール中毒や鬱などにさいなまれていた当時の芸術家たちの総称)」でありながら、エコール・ド・パリを代表する画家・ユトリロにオマージュを捧げ、各年代の作品を通してその軌跡をたどる。 

モーリス・ユトリロ コルト通り(コルシカ)1913-14頃 キャンバスに油彩 60x81cm
モーリス・ユトリロ 雪のサンヴァンサン通り 1955 キャンバスに油彩 38.1x42.6cm
モーリス・ユトリロ 冬のモンセナン通り 1940頃 キャンバスに油彩 38.1x45.7cm

編集部

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