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初の大規模個展!「遠くからでも見える人-森北 伸 展 絵画と彫刻」

十和田市現代美術館にある常設作品《フライングマン・アンド・ハンター》の秘密が今、解き明かされる!? 国内外の展示会で作品を発表し、岐阜県を拠点に活動している森北伸の大規模個展が十和田市現代美術館で開催される。会期は2017年10月7日〜2018年1月28日。

森北伸 無題 2002

 十和田市現代美術館にある常設作品《フライングマン・アンド・ハンター》はまるでビルの谷間のような三角のスリット状の空間に、一体のオブジェが空を飛んでいるように、もう一体がその様子を橋の上から嘲るように眺めている。この作品の作者は森北伸。岐阜県を拠点に、国内外の展覧会で作品を発表、詩的な作品で「間」や「関係」を問いかけている。

森北伸 a colony on the table 2005

 本展は2000年代より制作、発表を重ねてきた森北にとって、初の美術館での個展。《フライングマン・アンド・ハンター》からつながる最新作を展示し、新たな物語が展開される。「遠くからでも見える人」というタイトルには、森北作品を読み解き、楽しみながら本展の魅力を体感する、重層的な意味が込められているという。

森北伸 無題 2002

 人も事物も情報となり、複雑な関係性のうちに、息苦しく先が見えづらくなっている現代に、立ち止まり、自分と周囲を見つめ直すひとときを、十和田現代美術館で体験できるだろう。

編集部

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