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NEWS / EXHIBITION - 2017.4.25

「もの派」菅木志雄が新作約30点を発表
「分けられた指空性」開催

戦後美術を代表するアーティスト、菅木志雄が、鋭敏な感覚で生み出した最新作を発表する。会場は小山登美夫ギャラリーで、会期は2017年4月28日〜6月10日。

菅木志雄 止潜 2017 木、アクリル Photo by Kenji Takahashi © Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 菅木志雄は、1960年代末から70年代にかけて起こった芸術運動「もの派」のメンバーで、いまなお精力的に作品を発表しているアーティストの一人でもある。その作家活動は約50年にも及び、特に2016年から17年にかけては国際的な活躍を見せている。2017年5月13日から開催される、第57回ヴェネチア・ビエンナーレに選出されていることにも注目だ。

 本展に際し、菅は以下のように語っている。
「<もの>のもの足り得るあり方に意識を向けると、そこには、どうしても『相依』している状況があらわれてくる。ひとつの<もの>や、<ある状態>を考えようとすると、自分が目指しているものだけでなく、もろもろの<もの>がつながってくる。やっかいなことに、それぞれの<もの>が、わたしが直接関与するかどうかにかかわらず、それぞれにリアルにあるべき存在性と現実感をかもしだしている。それらはそれなり性向をもち、そこにあるべき姿が、当然そこにあるべきことを主張している。単純に見える状態もあれば、複雑な様相を呈したものまであるが、それらは、『相依性』が基盤にある。ものによっては、わたしが使用しようとする<もの>に、直接かかわっているものもあれば、間接的にあって、見えかくれしているものまで種々である。ただ<ある>というのであれば、わたしはなんの苦労もなく、モノ(作品)を表わすことができるだろうが、なかなかそうはかない。なにしろ『相依性』という前提があるので、自らの位置をそのつどさがさなくてはならない。だからわたしは、いつも有の無の間でウロウロしているのである。」
(菅木志雄「有と無のあいだで」、2017年)

 菅は「もの」を、目に見える物質や素材だけでなく、空間や人間の思考、概念などの抽象的なものも含むと考えている。「もの」と「もの」、あるいは「もの」と「人」の精神が支え合う関係にあるという世界観。鋭い眼差しで生み出された最新作は、バーチャルな世界に慣れきった現代人の意識に、新しい視点を投げかけてくれるかもしれない。

information

菅木志雄展「分けられた指空性」

会期:2017年4月28日〜6月10日
会場:小山登美夫ギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
電話番号:03-6434-7225
開館時間:11:00〜19:00
休廊日:日月祝

event

オープニングレセプション

日時:4月28日 18:00〜20:00  ※作家も在廊

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