2018.5.18

描くことは完全に自由な営み。
ロマーン・カディロンの日本初個展がGallery 38で開催

フランスに生まれ、現在はアテネを拠点に活動するアーティストのロマーン・カディロン。日本初となる個展「Dawn Chorus」が神宮前のGallery 38にて開催中だ。会期は5月17日から7月7日まで。

ロマーン・カディロン Fragment(Neck Ⅰ) 2017 Photo by Masaki Ogawa
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 ロマーン・カディロンは1984年フランス生まれ。フランスのミシェル・ド・モンターニュ大学で現代文学を学び、ベルギーのENSAV La Cambreの美術課程を修了。2011年からフランスをはじめベルギー、ドイツなどで個展を開催し、現在はアテネを拠点に活動している。

 描くことは完全に自由な営みであり、日常を祝うような瞑想的かつ肉体的な行為だと表する作家は、制作を通して官能と静謐さを探求してきたという。

ロマーン・カディロン Liminal XV 2017 Photo by Masaki Ogawa

 そんなカディロンの日本初初個展となる本展 「Dawn Chorus」では、写真と見紛うような繊細な筆致で光と影をとらえた、チャコールで描かれたドローイングを発表する。

 夜明け前の鳥のさえずりを意味する「Dawn Chorus」。鳥のさえずりにように自然に自由に、喜びと探求に満ちた営みに取り組む作家の日々が見えてくるだろう。

ロマーン・カディロン Small Head Ⅲ 2017 Photo by Masaki Ogawa