MUSEUMS / GALLERIES

河鍋暁斎記念美術館

埼玉

第一展示室

外観

 公益財団法人河鍋暁斎記念美術館は1977年に開館。幕末から明治前半にかけて活躍した狩野派の絵師・河鍋暁斎(1831〜1889)を顕彰するため、暁斎の曾孫・河鍋楠美が自宅を改装して創設した美術館。

 暁斎は、数え7歳で歌川国芳に学び、10歳からは狩野派で修業。浮世絵と狩野派双方の画技を身につけた。さらにあらゆる技法・画法を貪欲に習得し、肉筆画や錦絵など多くの作品を世に送り出したことから、当時から「描けぬもののない絵師」として人気を博した。

 美術館では肉筆画や錦絵などの完成作品や、下絵や画稿といった貴重な絵画資料などの所蔵作品3000余点から選び、1〜2ヶ月ごとにテーマを変えて企画展を開催している。またミュージアムショップを併設しており、オリジナルグッズなど様々な商品を販売している。