REVIEW - 2019.11.28歴史の余白こそ歴史の始点かもしれない。布施琳太郎評 「STAYTUNE/D」展展示風景より、八幡亜樹《jaPandesal 2013》(2014) 撮影=奥祐司富山県砺波市展示風景より、八幡亜樹《jaPandesal 2013》(2014) 撮影=奥祐司水口博幸 非情のジャングル フィリピン戦線生き残り元日本兵 2010 撮影=ギャラリー無量曽根裕による映像作品《ハロー・バット》(1999、金沢21世紀美術館蔵)は雨の降っていない日没時に一度だけ上映される。したがって会期中ほとんどの時間、壁に埋め込まれたディスプレイは、曽根によるコウモリのドローイング(2019)で覆われている展示風景より、曽根裕《ハロー・バット》(1999) 金沢21世紀美術館蔵展示風景より、手前のテーブルには池ノ内篤人の作品が並ぶ池ノ内篤人による《作品名不詳(サイパン島)》の裏には、1941年の制作当時、政府から押された検閲のスタンプが確認できる。撮影=守屋友樹富山県砺波市1 / 9 記事にもどる 編集部