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「Beautiful Japan 吉田初三郎の世界」(府中市美術館)開幕レポート。グラフィックの視点からその鳥瞰図を紐解く

展示風景より、手前は「京都鳥瞰図」(1915以降)
展示風景より、手前は《京都鳥瞰図》(1915以降)
展示風景より、《京阪電車御案内》(上から、1913以降、1915以降)
展示風景より、《鉄道旅行案内》(上から、1921、1924、1924、1926)
展示風景より、手前は《Beautiful Japan(駕籠に乗れる美人)》(1930)。諸外国で発行されているポスターを参照し、手掛けられたもの。日本各地を描くことから吉田は「大正の広重」と称されることもあった
展示風景より、左から「小田原急行電車開通記念」(1927)、「南武鉄道開通」(1929)。このふたつのポスターには路線がいくつか描かれているが、メインの路線のみを目立たせる(太く、かつ直線に)ことで差別化を図っている
展示風景より、手前は「HIROSHIMA」(1949)。戦後、吉田は目撃者の証言をもとに広島の原爆投下のシーンを描いており、この絵は英文グラフ誌に掲載されている。当時の人々にとっても衝撃的なニュースであり、諸外国からの関心も高かったことがわかる
展示風景より、「継鹿尾山図」(1930頃)。メインが路線であるか、はたまた河川(を中心としたその地域)であるかによってまったく異なる画面づくりが施されている点も見どころのひとつと言えるだろう
展示風景より、左から「日本海中心時代来たる」(1933)、「全国野菜主産地之図」(1929頃)。右の作品では、依頼主の本社がある京都を中心に、日本列島を大きく湾曲させ画面いっぱいに収めている
展示風景より、「旭川市鳥瞰図」(1936)
展示風景より、「繊維都市一宮市とその近郊」(1953)、奥はそのトレース図(1953頃)
展示風景より、「吉田初三郎先生日本全国名所図絵蒐集目録」(1929)
展示風景より
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編集部