「京都国際映画祭」は「京都映画祭」を前身に「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマとした映画祭として、2014年にスタートした新しい映画祭だ。映画・映像・アートだけでなく、「あらゆるクリエイターが表現できる場」を掲げており、前回は108作品が上映。アート作品展示は約360を数え、延べ約28万人の来場者を記録している。
今年は「京都国際映画祭2017」が10月12日より開催されるのを前に、「クリエイターズ・ファクトリー」の募集がスタートした。これは、新たな才能と人材の発掘・育成を目的としたコンペティション企画で、「エンターテインメント映像部門」と「アート部門」「子ども部門」の3部門が設けられている。
「エンターテインメント映像部門」では、劇映画、時代劇、アニメ、MVなどジャンル不問で上映時間60分以内の作品を募集。今後映像業界や商業作品での活躍を目指すクリエイターの映画・映像作品を募っている。会期中に上映する受賞候補作品が事前選考され、候補作品は映画祭指定の会場で上映。上映作品の中から優秀賞(3作品)を選出し、更にそこから最優秀賞(グランプリ)が選ばれる。グランプリには賞金100万円が贈られるほか、次回作のバックアップが約束されている。審査員は春日太一(映画史研究家)ほか。
また「アート部門」は絵画や立体造形、映像作品も含む様々なジャンルのアーティストによる応募が可能。予備審査を行い、通過した作品を映画祭アート会場で展示し、審査が行われる。展示作品の中からクリエイターズ・ファクトリー優秀賞(1点)が選ばれ、賞金50万円が贈られる。審査員は玉置泰紀(KADOKAWA 2021年室エグゼクティブプロデューサー担当部長/京都市埋蔵文化財研究所理事)、イチハラヒロコ(アーティスト)、ミハイル・ギニス(アーティスト/デザイナー)。
それぞれの応募期間は9月15日(金)まで。募集要項の詳細およびエントリーは京都国際映画祭公式サイトをチェックしてほしい。