女子美術大学は、女性に対して高等教育機関における美術教育への門戸が開かれていなかった1900年に、「芸術による女性の自立」「女性の社会的地位の向上」「専門の技術家・美術教師の養成」を建学の精神として掲げて創立した、日本で唯一の女性のみが学ぶ美術大学。卒業生には日本画の片岡球子や松井冬子、洋画家の入江一子、佐野ぬいなどがいる。
本展は、故・南嶌宏がディレクションを務め、2014年度までは、「女子美スタイル」として選抜卒業・修了制作展というかたちで実施していたものの後続となる企画展で、今は全学年からの選抜作品により構成されている。
タイトルの「JOSHIBISION」は、JOSHIBI×EXHIBITION×VISIONをつないだ造語。今を生きる、等身大の学生たちのさまざまな視点が集まり、ともに未来を見つめていこうというメッセージが込められているという。今年はどんな新しい才能に出会うことができるだろうか。