3つのギャラリーが集結。金沢に工芸の展示販売スペース「金澤水銀窟」がオープン

10月の国立工芸館の開館に合わせて、新たに工芸を展示販売する拠点「金澤水銀窟(かなざわすいぎんくつ)」が石川・金沢市にオープンした。

金澤水銀窟 画像提供=GALLERY小暮

 10月の国立工芸館の開館に合わせ、新たに工芸を展示販売する拠点「金澤水銀窟(かなざわすいぎんくつ)」が石川・金沢市にオープンした。

 金沢水銀窟は、3つのギャラリーやスペースが結集して誕生。北陸を拠点に全国で工藝作品の展示企画を行ってきた美術工藝たなか(石川・能美市)、骨董、古美術から現代美術に至る造詣を有するGALLERY小暮(東京・神保町)、金沢にルーツを持ち90年代初頭から日本の現代美術界に強い影響力を持っていたレントゲン藝術研究所準備室(東京・調布)の3つが、共同で始動させた。

金澤水銀窟の1階常設展示室 画像提供=GALLERY小暮

 金沢水銀窟は金沢21世紀美術館の南東すぐ隣に位置。1Fは常設展示室として工藝作品、骨董品、現代美術と、カテゴリーを問わない様々な作品を常時展示、販売する。2階企画室では、ほぼ月に1度の転換で新作個展やテーマ展、企画展を開催していく予定だ。

金澤水銀窟の2階企画室 画像提供=GALLERY小暮

 現在は「オープニング展」(11月3日~29日)が開催中。出展作家は以下の26名となっている。石黒昭、ウチダリナ、太田翔平、大竹舞人、音丸耕堂、上路市剛、桐山征士、ギルバート&ジョージ、倉崎稜希、佐藤好彦、杉浦康益、ルシア・タロヴァ、初代徳田八十吉、二代徳田八十吉、つげ忠男、悠(はるか)、平田あすか、増田敏也、松本涼、三輪壽雪、三輪途道、牟田陽日、柳原睦夫、山村慎哉、山本タカト、吉田泰一郎。

編集部

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