2014年に設立され、芸術と社会の関係性を更新するというミッションを掲げて活動を続けてきたNPO法人芸術公社。これまでに舞台芸術や社会関与型アートのプロデュース、シアターコモンズをはじめとするアートイベントの企画運営、シアターコモンズ・ラボでのワークショップ開発、さらに芸術の理論と実践をつなぐ数々の言論イベントを実施してきた。
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために観客が集まる催しの自粛が迫られる状況を受け、芸術公社はオンラインでコンテンツを配信するプラットフォームとして「芸術公社チャンネル」を開設した。
この開設を記念し、芸術公社チャンネルでは「ウィルス共生時代を生き抜く、芸術の想像力とは」を5月4日に無料で生配信する。安藤礼二、高山明、中村佑子、そして芸術公社代表理事であるアートプロデューサーの相馬千秋が、ウイルス共生時代を生き抜くための芸術的想像力について、自由なトークを展開する。
すでに、2月29日に開催された伊藤昌亮、藤井光 、相馬千秋、藤田直哉による「シアターコモンズ '20 コモンズ・フォーラム#1『芸術と社会』」や、3月3日に開催された北川フラム 、卯城竜太、小林恵吾、 若林朋子 、相馬千秋による「シアターコモンズ '20 コモンズ・フォーラム#2『芸術と公共』」といったフォーラムの動画も同プラットフォームで公開されている。
芸術公社は「芸術と社会をめぐる思考を共有・交換し続けるプラットフォームとして、この芸術公社チャンネルをアクティブに活用していく」としており、今後も「シアターコモンズ '20 コモンズ・フォーラム」の#3、#4や、オンラインワークショップの配信を予定。また、「シアターコモンズ・ラボ」の一環で、演劇理論研究者の岩城京子をディレクターに迎えた「パフォーマンス学ラボ」もオンラインで開催予定だ。