フェスティバル/トーキョー(F/T)は、東京・日本を代表する国際舞台芸術祭。2009年の開始以来、新しい価値を発信し、多様な人々の交流の場として行われてきた。そのF/Tが今年も10月5日〜11月10日にわたって開催されることが決定した。
12回目となる今年のF/T19では国内外のアーティストが結集し、F/T でしか出会えない国際共同製作プログラムをはじめ、劇場や街なかでの上演、若手アーティストと協働する事業、市民参加型の作品など、多彩なプロジェクトを展開していく。
また今回、オープニングプログラムにおける新たな取り組みとして豊島区内の複数の商店街と協働してつくるパレードを実施予定のほか、映像や音楽、実験的な振付、ドキュメンタリー要素を取り入れた演劇から、ビジュアルインスタレーションなど、幅広い形式で学際的な作品をつくるポーランドの若手演出家マグダ・シュペフトによる新作を上演。
2014年から開始した「アジアシリーズ」は、「トランスフィールド from アジア」とかたちを変え、現在進行形のアジア の舞台芸術やアートを一ヶ国に限定せず紹介する。そして、2年間にわたるプロジェクトのドキュントメント「Changes(チェンジズ)」は続編を上映予定だという。
ディレクターを長島確、共同ディレクターを河合千佳が務め、「からだの速度で」をテーマに開催する今回。参加アーティスト情報は6月中旬、プログラムの詳細は7月中旬に発表されるため、続報を楽しみに待ちたい。