ワリード・ベシュティは、1976年ロンドン生まれ。現在は、ロサンゼルスを拠点に作品を発表するほか、文章執筆、展覧会の企画など、多岐にわたって活動している。
無作為を取り入れたコンセプチュアル・アートを特徴とし、これまでに、ホイットニー・ビエンナーレ2008、上海ビエンナーレ2012、ヴェネチア・ビエンナーレ2015などに参加している。
本展では、ガラスの箱を宅配便で世界中に発送し、破損して戻ってきた箱を作品とする《FedEx》や、使用済みのフィルムを空港の保安検査場のX線で感光させた《Transparencies》などのシリーズを展示する。