無作為が生む美しさ。
ワリード・ベシュティの個展「Transparencies」

ロサンゼルスを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティスト、ワリード・ベシュティの個展が、南青山のRAT HOLE GALLERYで開催されている。会期は6月25日まで。

ワリード・ベシュティ 参考画像 2009

 ワリード・ベシュティは、1976年ロンドン生まれ。現在は、ロサンゼルスを拠点に作品を発表するほか、文章執筆、展覧会の企画など、多岐にわたって活動している。

 無作為を取り入れたコンセプチュアル・アートを特徴とし、これまでに、ホイットニー・ビエンナーレ2008、上海ビエンナーレ2012、ヴェネチア・ビエンナーレ2015などに参加している。

 本展では、ガラスの箱を宅配便で世界中に発送し、破損して戻ってきた箱を作品とする《FedEx》や、使用済みのフィルムを空港の保安検査場のX線で感光させた《Transparencies》などのシリーズを展示する。

編集部

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