日本初のダミアン・ハースト大規模個展が国立新美術館で開催へ。最新シリーズ「桜」を披露

六本木の国立新美術館において、日本初となるダミアン・ハーストの大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が開催される。会期は3月2日〜5月23日。

スタジオでのダミアン・ハースト 2019Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

 イギリスを代表するアーティスト、ダミアン・ハースト。その日本初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が、国立新美術館で開催される。会期は3月2日〜5月23日。

ダミアン・ハースト 2019
Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

 ダミアン・ハーストは1965年イギリス・ブリストル生まれ。1988年のゴールドスミス・カレッジ在学中に「フリーズ」展を主催し、大きな衝撃を与えるととももに、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)」の誕生を示すきっかけとなった。

 95年にはイギリスの権威あるアワードであるターナー賞を受賞。生と死、過剰さ、儚さをテーマに作品を生み出し続け、2012年にはテートモダンで大規模回顧展を開催。17年にはパラッツォ・グラッシとプンタ・デッラ・ドガーナで「難破船アンビリーバブル号の宝物」展を行い、話題を集めた。

 本展は、国立新美術館とカルティエ現代美術財団が主催するもの。19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングなどを独自に解釈した最新シリーズ「桜」を展覧する。

スタジオでのダミアン・ハースト 2020
Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

 大きいもので縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた桜。本シリーズは昨年、パリのカルティエ現代美術財団で初めて披露された。本展では、107点の同シリーズからハースト自身が作品を選び、展示空間を構成するという。

ダミアン・ハースト 神聖な日の桜 2018 カルティエ現代美術財団コレクション、パリ
Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
ダミアン・ハーストのスタジオ風景
Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
ダミアン・ハーストのスタジオ風景
Photographed by Prudence Cuming Associates. © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022

編集部

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