黒河内真衣子による長野県立美術館のユニフォームが発表。Mame Kurogouchiの美術館初展覧会も開催

4月10日に長野県信濃美術館をリニューアルして開館する「長野県立美術館」。オープンに合わせてMame Kurogouchiのデザイナー・黒河内真衣子により一新されたユニフォームのデザインが発表された。また、美術館では初となるMame Kurogouchiの単独展覧会「10 Mame Kurogouchi」(テンマメクロゴウチ)も6月より開催される。

長野県立美術館のユニフォーム

 改築のため休館している長野県信濃美術館の建物と名称を一新し、2021年4月10日に長野市に開館する「長野県立美術館」。同館の開館に合わせて、Mame Kurogouchiのデザイナー・黒河内真衣子により一新されたユニフォームのデザインが発表された。 

 新たなユニフォームは、襟ぐりを深くカッティングしたドレスと、ゆるやかな曲線を持つダブルブレストのジャケットがラインナップされ、セットで着用することができる。デザインにあたっては、美術館建築を取り囲む雄大な自然や、同館が収蔵する東山魁夷の描く深い青色が着想源となった。また、ジャケットの首元を飾るスカーフには、長野県の県花であるリンドウの刺繍が濃紺で施されている。

長野県立美術館のユニフォーム(ドレス)
長野県立美術館のユニフォーム(ジャケット)

 さらに同館では、ブランドの10周年を記念し、美術館では初となるMame Kurogouchi単独での展覧会「10 Mame Kurogouchi」(テンマメクロゴウチ)を6月19日から開催。

 同展では、黒河内の創作の背後にある諸要素を視覚化し、10年間に及ぶ創作を紹介します。黒河内自身のダイアリーや着想源となった品々、写真、テキスト、オリジナルのテキスタイル、コレクションのアーカイブなどを展示することで、その思想の根底に触れられる空間をつくる。

黒河内真衣子

 新美術館と東山魁夷館のあいだの水盤周辺には、アーティスト・中谷芙二子による《霧の彫刻》が常設され、「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトに生まれ変わる長野県立美術館。展示や建築とともに、スタッフユニフォームにも期待が高まる。

長野県立美術館本館(2020年12月撮影)

編集部

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