2020年に創建100年を迎える明治神宮で、3月20日より開催されている「神宮の杜芸術祝祭」。同イベントの企画としては、すでに名和晃平、船井美佐、松山智一、三沢厚彦が彫刻を展示する野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」が開催中だが、7月1日より新たに境内の明治神宮ミュージアムで展覧会「紫幹翠葉(しかんすいよう)─百年の杜のアート」が開幕する。
同展には40名の現代美術作家が参加。各アーティストは明治神宮やその鎮守の杜に思いを寄せ、⾃然や暮らしを対象に、屏⾵、掛け軸、衝⽴、扇⾯といった⽇本古来の様式に作品を描いた。
展覧会タイトルにつけられた「紫幹翠葉」とは、紫の⽊の幹、緑の⽊の葉という意味があり、景⾊が⻘々としていて美しい様⼦を表す。⽇常の暮らしの⾵景に、美しさを見出す日本の伝統的な態度が作家たちによって表現される。
おもな参加作家は、朝⼭まり⼦、⽯塚隆則、薄久保⾹、⼩沢さかえ、⼩津航、海野貴彦、川久保ジョイ、清川あさみ、⼩瀬村真美、⼩⾕⾥奈、⼩林孝亘、品川亮、篠⽥太郎、杉⼾洋、須永有、⽥中望、椿昇、天明屋尚、中村ケンゴ、流⿇⼆果、ナマイザワクリス、能條雅由、畑⼭太志、濱⼝健、ひびのこづえ、平井武⼈、平川恒太、笛⽥亜希、船井美佐、本⽥健、増⽥将⼤、町⽥久美、三沢厚彦、ミヤケマイ、森村泰昌、森⼭亜希、⼭⼝藍、⼭⼝典⼦、⼭本太郎、⼭本基。
なお、同展は新型コロナウイルスの感染拡⼤により開催を延期をしており、7月10日からの開催にあたっても、⼊⼝への消毒液を設置、スタッフのマスク着⽤や検温や、会場内の清掃・消毒・換気を徹底する。