EXHIBITIONS

新宿流転芸術祭

竹久直樹、鳥井祥太、松田将英

2022.04.29 - 06.22

新宿流転芸術祭キービジュアル デザイン=岡﨑真理子

竹久直樹「スーサイドシート」(デカメロン、2022)展示風景より

鳥井祥太 [17] 2021

松田将英 The Laughing Man Club 2022 撮影=竹久直樹

 株式会社ワインライスが主催する「新宿流転芸術祭」が、歌舞伎町のデカメロンと代々⽊のTOHで開催されている。ディレクションは黒瀧紀代士。

 本祭は異なる領域で活躍する3名のアーティスト、竹久直樹、鳥井祥太、松田将英による個展を循環させることで、新宿という街を形容し、刹那と儚さを表現する。

 竹久は1995年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースを卒業し、2019年よりセミトランスペアレント・デザイン所属。主にソーシャルメディア普及後における写真を扱いながら、撮影を行う。

 鳥井は1992年生まれ。2016年に東京芸術大学先端芸術表現科卒業。現在は東京を拠点に活動。シニシズムが蔓延している現代において、真摯なナラティブはいかにして表象できるかということを念頭に制作活動を続けている。

 松田は1986年生まれ。ベルリン、東京で活動。ソーシャルメディア以降の匿名性やセレブリティ、エコノミーや景観へとコンセプチュアルに介入する。

 竹久の個展「スーサイドシート」(〜5月22日、吉田山)はデカメロン、鳥井の個展「WHOLE THING」(~5月22日、黒瀧紀代士)はTOH、そして松田の個展「Lunatic Pandora」(〜5月29日、黒瀧紀代士、風間美希)はデカメロン前で開催されている ※()内は会期、キュレーター。なお本祭の第二部(5月29日〜6月22日)の詳細は今後発表予定。最新情報は「新宿流転芸術祭」のウェブサイトをチェックしてほしい。