EXHIBITIONS
内海聖史展 Coriolis -コリオリ-
アーティスト・内海聖史の個展「Coriolis -コリオリ-」が、Bunkamura Box Galleryで開催される。
筆や綿棒を用いて緻密に描き、透明感あふれる鮮やかな色彩を生み出す内海聖史。どこまでも広がり続けるかようなハーモニーは、たんなる絵画の枠組みを超えて、鑑賞者と空間をも包み込む。とくに大作からなるインスタレーション作品は、平面作品でありながら立体的構造で展開され、内海がつくる展示空間に足を踏み入れると、色とりどりの粒が太陽の光のように一面に降り注ぐ。
今回、ギャラリーの鑑賞動線を読み解いた内海は、鑑賞する身体の動きから「コリオリの力」という慣性の法則との類似性を見出し、「絵画を設置した際、会場入り口から反時計回りに鑑賞を促される空間」をつくり出す。鑑賞者はコリオリの力に導かれて中央にたどり着き、そこで初めて作品の全貌を見ることができる。台風が左に渦巻くように、私たちもまたその空間に展示された絵画によって、絵画の在るところへ導かれる。
東京都現代美術館や上野の森美術館での展覧会をはじめ、パレスホテル東京や虎ノ門ヒルズなど、パブリック・アートの分野でも高い評価を受けている内海。目で見るだけにとどまらない、身体で感じる色彩空間を楽しみたい。
筆や綿棒を用いて緻密に描き、透明感あふれる鮮やかな色彩を生み出す内海聖史。どこまでも広がり続けるかようなハーモニーは、たんなる絵画の枠組みを超えて、鑑賞者と空間をも包み込む。とくに大作からなるインスタレーション作品は、平面作品でありながら立体的構造で展開され、内海がつくる展示空間に足を踏み入れると、色とりどりの粒が太陽の光のように一面に降り注ぐ。
今回、ギャラリーの鑑賞動線を読み解いた内海は、鑑賞する身体の動きから「コリオリの力」という慣性の法則との類似性を見出し、「絵画を設置した際、会場入り口から反時計回りに鑑賞を促される空間」をつくり出す。鑑賞者はコリオリの力に導かれて中央にたどり着き、そこで初めて作品の全貌を見ることができる。台風が左に渦巻くように、私たちもまたその空間に展示された絵画によって、絵画の在るところへ導かれる。
東京都現代美術館や上野の森美術館での展覧会をはじめ、パレスホテル東京や虎ノ門ヒルズなど、パブリック・アートの分野でも高い評価を受けている内海。目で見るだけにとどまらない、身体で感じる色彩空間を楽しみたい。