EXHIBITIONS
菊地匠「from A」
栃木県にあるギャラリー碧では、菊地匠(きくち・たくみ)の個展「from A」を開催する。
菊地は1991年栃木県足利市生まれ。2015年に東京芸術大学美術学部日本画専攻を卒業、17年に同大学大学院美術研究科芸術学専攻を修了。現在は東京と足利にて制作を行う。
本展では、100号サイズ4点を含む、新作17点を発表。展覧会は「Atlas(天球を背負う罰を負った巨人)」「Ambiguitas(ラテン語で曖昧さを意味)」「Angel」など、「A」から始まる言葉から着想を得た作品で構成される。
メインビジュアルの《Olympia 1》(2022)はエドゥアール・マネの代表作のひとつ《オランピア》をオマージュした作品。召使いが客から贈られた花束をオランピアに渡そうとする場面だが、オランピアは花束に興味を持たず、絵を見る私たちのほうを見つめている。
絵画に描かれた、曖昧な所在の花束。行き場のない、どこにも着地しない生への渇望や現実への衝動に敏感に着目し、物語を紡ぎだすかのように作品として昇華させる、菊地ならではの世界観を会場で体感してほしい。
菊地は1991年栃木県足利市生まれ。2015年に東京芸術大学美術学部日本画専攻を卒業、17年に同大学大学院美術研究科芸術学専攻を修了。現在は東京と足利にて制作を行う。
本展では、100号サイズ4点を含む、新作17点を発表。展覧会は「Atlas(天球を背負う罰を負った巨人)」「Ambiguitas(ラテン語で曖昧さを意味)」「Angel」など、「A」から始まる言葉から着想を得た作品で構成される。
メインビジュアルの《Olympia 1》(2022)はエドゥアール・マネの代表作のひとつ《オランピア》をオマージュした作品。召使いが客から贈られた花束をオランピアに渡そうとする場面だが、オランピアは花束に興味を持たず、絵を見る私たちのほうを見つめている。
絵画に描かれた、曖昧な所在の花束。行き場のない、どこにも着地しない生への渇望や現実への衝動に敏感に着目し、物語を紡ぎだすかのように作品として昇華させる、菊地ならではの世界観を会場で体感してほしい。