EXHIBITIONS
⽊村和平 写真展「⽯と桃」
写真家・⽊村和平の個展「⽯と桃」が、東京・飯田橋のアートギャラリーRollで開催される。
木村は1993年福島県いわき市⽣まれ。東京在住。主な受賞歴に、第19回写真「1_WALL」審査員奨励賞受賞(姫野希美選)、IMA next #6 グランプリ。主な写真集に『袖幕』『灯台』(aptp)など。2021年に写真集『あたらしい窓』が⾚々舎から刊⾏されている。
⽊村は幼少期から幻覚やイメージの再⽣、時間と空間における現実世界とのズレといった不可思議な症状を抱えているという。他⼈となかなか共有することができない寂しさ以上に、⾃分であることの実感(証明)でもあったこの⽇常が、じつは⾃分だけのものではなく名前まで付いていることを知った⽊村は、「不思議の国のアリス症候群」と呼ばれるこの確かな感覚を作品として残すべく、この10年の間に様々な実験を繰り返してきた。
「反射的に、『不思議の国のアリス症候群』についての作品を作りたいと思った」と語る⽊村。本展のタイトルになっている「⽯と桃」は、モノトーン調の硬いものと発⾊のよい柔らかいものとが混ざり合うといった、自身が⽇常的かつ突発的に⾒ているイメージのひとつを⾔語化したもの。私たちには想像でしかないそれらの視覚的体験に、⽊村は写真でどのように挑み、私たちにどのような世界を⾒せてくれるのか、⽊村の最新作に注目してほしい。
木村は1993年福島県いわき市⽣まれ。東京在住。主な受賞歴に、第19回写真「1_WALL」審査員奨励賞受賞(姫野希美選)、IMA next #6 グランプリ。主な写真集に『袖幕』『灯台』(aptp)など。2021年に写真集『あたらしい窓』が⾚々舎から刊⾏されている。
⽊村は幼少期から幻覚やイメージの再⽣、時間と空間における現実世界とのズレといった不可思議な症状を抱えているという。他⼈となかなか共有することができない寂しさ以上に、⾃分であることの実感(証明)でもあったこの⽇常が、じつは⾃分だけのものではなく名前まで付いていることを知った⽊村は、「不思議の国のアリス症候群」と呼ばれるこの確かな感覚を作品として残すべく、この10年の間に様々な実験を繰り返してきた。
「反射的に、『不思議の国のアリス症候群』についての作品を作りたいと思った」と語る⽊村。本展のタイトルになっている「⽯と桃」は、モノトーン調の硬いものと発⾊のよい柔らかいものとが混ざり合うといった、自身が⽇常的かつ突発的に⾒ているイメージのひとつを⾔語化したもの。私たちには想像でしかないそれらの視覚的体験に、⽊村は写真でどのように挑み、私たちにどのような世界を⾒せてくれるのか、⽊村の最新作に注目してほしい。

