尾関諒「袖に月が昇る」

　画家・尾関諒の個展「袖に月が昇る」がSprout Curationで開催されている。

　尾関は1986年愛知県生まれ。2011年に東京芸術大学大学院油画科を卒業後、11〜13年までドイツ・カールスルーエ造形美術大学に在籍。ベルリンでの活動期間を経て16年に帰国後、国内で活動している。現在、開催されている「VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」（～3月30日）に参加中だ。

　2020年4月、最初の緊急事態宣言が発令された時期にもかかわらず、瞬く間に評判となった前回の個展「海、メガネなど」から2年。本展で尾関は、より画家としての境地に充実度を増すなかでの、油彩の新作を発表する。