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EXHIBITIONS

井⽥⼤介 / 渡邊拓也「⼟蔵の疲れは夢」

2022.02.10 - 02.27

キービジュアル

 デカメロンで、井⽥⼤介と渡邊拓也による2人展「⼟蔵の疲れは夢」が開催されている。

 井田は1987年鳥取県生まれ。2015年に東京藝術大学大学院美術研究科を、16年にMADアーティストプラクティスを修了し、インターネット上にある画像をもとに作成した3Dデータを用いて彫刻や映像作品を制作。貧富の格差や過度な生産性の重視などをテーマに扱い、社会システムの歪みやジレンマを視覚化することを試みている。

 渡邊は16年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、アーティスト・プラクティス2016、2017 Arts Initiative Tokyo[AIT]を修了。調査や聞き取りを通して出会ったある個人の境遇を取り上げながら、逆説的に社会の構造や力を明かすような映像インスタレーションを制作している。

 本展で2人は、とある百姓の兄弟と金銭にまつわる古典落語の演⽬「⿏⽳(ねずみあな)」を「肝に」展覧会を構成している。井⽥から2作品《Paper wheels》、《Honey, it is my home》を、渡邊からも2作品《Good luck on your journey》《Like Gravity》の計4作品を展⽰空間へ配置することにより、私たちが抱える内⾯を反照することを試みる。

 井⽥の作品は「労働と資源(エネルギー)」を、渡邊の作品は「偏⾒と思い込み」をキーワードに制作され、4作品が相互に⼲渉することで円環が⽣じ、鑑賞者は「虚」と「実」の「間(あわい)」を体験することとなる。そしてその「虚」と「実」の「間(あわい)」に、⾃⼰の内部における⾃他の関係と、⾃⼰の外部に広がる現実世界における⾃他の関係という、2つ以上の極端な存在が類⽐的にとらえられることを期待する。