EXHIBITIONS

FACE展2022

2022.02.19 - 03.13

新藤杏子 Farewell 2021 グランプリ

大山智子 AMAKUSA 2021 優秀賞

矢島史織 光の森 2021 優秀賞

石神雄介 星を見た日 2021 優秀賞

 公益財団法人SOMPO美術財団が2012年度に創設した「FACE」は、今回で10回目を迎え、新進作家の動向を反映する美術作品の公募コンクールとして定着している。

 今回、「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募し、全国各地から幅広い年齢層の1142名の新進作家たちの作品が集まった。作家たちの思いが込められた応募作品の審査は長時間を要し、三次の「入選審査」と三次の「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた、入選作品83点(うち受賞作品9点)が決まった。

 今年度のグランプリは新藤杏子の《Farewell》が選ばれ、優秀賞は大山智子、矢島史織、石神雄介の3名の作品が、読売新聞社賞は只野彩佳の作品が受賞。審査員特別賞にはマツシタユキハ、飯島ひかる、堀花圭、髙橋洋平の4名が選ばれた。

 今回の応募作品は昨年同様に時代の感覚をとらえた輝く作品が数多く、油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたり、共通して見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれる。

「FACE展2022」では他、74名の入選作品も展示。また会期中には、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出を行う。

 本展の出展作家は、阿部亮平、アンタカンタ、安藤充、井口広大、石川功、石橋暢之、石原陸郎、IZUMI、おかもとかおり、奥谷風香、おさきまりこ、越智俊介、鬼塚正、小野仁美、河端政勧、カワムラナナ、木俣創志、木村美有、霧生まどか、倉田和夫、倉田紗希、近藤茉由、齋藤春佳、斉藤耀地、坂田桃歌、桜井旭、櫻井あすみ、笹本明日香、佐藤英里子、篠原由香、島田悦子、下野哲人、杉浦晶、ZFF、芹澤美咲、高野勇二、立野陽子、田内泰生、朝長弘人、長尾圭、中小路萌美、中嶋弘樹、中野ともよ、中屋彰二、成瀬拓己、野片恵理子、野中美里、長谷川ヒロキ、濱田和樹、福田絵理、福田さおり、福田紗也佳、福田良亮、福元成龍、保阪栄美子、本間優梨、前田大介、松田豊美、巳詠・グレース・内藤、三井悠華、ミノリ、望月強、桃山三、もりさこりさ、柳澤学海、山中眞理、由芽、吉川智章、𠮷田花子、ヨシミヅコウイチ、米蒸千穂、LIM KEH SOON、六無、我(74名、50音順)。

 なお今回の「FACE」にてグランプリと優秀賞を受賞した4名の作家は、過去3年の受賞者12名からなるグループ展「絵画のゆくえ」(2025年開催予定)への出品が決まっている。