EXHIBITIONS

キャサリン・ブラッドフォード展「Night Swimmers」

キャサリン・ブラッドフォード Swimmer At Dusk 2021 © Katherine Bradford

キャサリン・ブラッドフォード Moon Over Pool 2021 © Katherine Bradford

キャサリン・ブラッドフォード Waving Farewell 2021 © Katherine Bradford

キャサリン・ブラッドフォード Night Swimmers, House by the Sea 2021 © Katherine Bradford

キャサリン・ブラッドフォード Two Mother Swim 2021 © Katherine Bradford

キャサリン・ブラッドフォード Remembering Summers Past 2021 © Katherine Bradford

 小山登美夫ギャラリーでは、79歳のアメリカ人アーティスト、キャサリン・ブラッドフォードの日本初個展「Night Swimmers」を開催する。

 泳ぐ人、夜空や海などがモチーフの作品で知られ、世界中に多くのファンを持つブラッドフォード。アーティストとしてのキャリアは比較的遅く、2011年に69歳でグッゲンハイム・フェローシップ、米国芸術文学アカデミー賞を受賞し、2017年の76歳の時にフォートワース現代美術館で個展を行った。今年6〜9月にはポートランド美術館で個展「Flying Woman: The Paingins of Katherine Bradford」が開催予定だ。また、ポロック・クラズナー財団やジョアン・ミッチェル財団からの助成も受け、メトロポリタン美術館、ブルックリン美術館、ポートランド美術館など多くの美術館に作品が所蔵されるなど大きな評価を得ている。

 待望の日本初個展となる本展では、ブラッドフォードの最新作約12点を鑑賞できる貴重な機会。ステイトメントにおいて作家は、次のように記している。

「今回の新作は、水の中にいる人物への、私の探求が続いたものとなっています。私が夜泳ぐ人に興味を持つのは、光と影の中でかすかに変わったり、いかにその色の世界がそれぞれの状況で現れているかということです。私はいくつかのペインティングで、月の輝きを描き込んでいます。高い席の上で見守るライフガードが、私たちにとって必要なのと同じように。

また月と一緒に、私は不気味な、夜の輝く場所としての惑星を絵に加えることも好きです。絵の人物たちは、水着が一つの光を放つかのように、青みを帯びた光の中で表現されています。

夜に泳ぐことは、原始的であり、また、平和な静けさと暗闇に対する普遍的な恐れの間でのためらいをもたらします。夜の水は黒く見えがちですが、私はそこに、温かく抱きしめられるような光輝を与えてきました。夜の海はとても多くの神秘があり、私はいつもそれを描くことに挑戦しているのです(ブラッドフォード)」。