EXHIBITIONS
島影圭佑「"現実"の自給自足展」
「ネクスト・キュレーターズ・コンペティション 2021」受賞者の企画展第2弾は、島影圭佑のキュレーションによる「"現実"の自給自足展」が開催される。
「ネクスト・キュレーターズ・コンペティション 2021」は、現代美術の発展を担う若手キュレーターの発掘と育成を目的としたコンペティション。エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、エヌ・アンド・エー株式会社、D/C/F/Aの3社が共催し、審査員は、南條史生、山峰潤也、小池藍が務めた。
今回の受賞者は、板橋令子、島影圭佑、宮坂直樹の3名。それぞれ、中目黒にオープンしたN&Aアートサイトでの展覧会開催のほか、展示制作の支援や、YouTubeメディア「MEET YOUR ART」での紹介など多様な側面からのサポートを受ける。
N&Aアートサイトでの展覧会第2弾を開催する島影圭佑は、1991年新潟生まれのデザインアクティビスト。父の失読症をきっかけに、文字を代わりに読み上げるメガネ「OTON GLASS」を仲間とともに発明。自立共生する弱視者やエンジニアを増やすプロジェクト「FabBiotope」に取り組んでいる。山口情報芸術センター教育普及学芸員実習生、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、筑波大学図書館情報メディア系助教などを経て、現在、株式会社オトングラス代表取締役、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab特任研究員。
本展で島影は、「個別の現実を生起するためのデザイン」をテーマに、会場を公開収録のスタジオに見立て多様な企画を実施する。
目が見えづらくなっても様々な支援技術を組み合わせたり、他者とのコミュニケーションを粘り強く工夫し続けたりすることで、自らの仕事や生活を構築すること。自らが向き合わざるを得ないことに対してメディアテクノロジーの私的な造形を通じて考えること。カメラやレコーダーを持って散歩をし、新たな都市の見立てを発見し記録すること。また、それを服や空間そして音楽の制作に応用すること。デザインリサーチや社会学の専門化された技法をいち生活者として実践し、複雑な課題に寄り添い続けること。
本展では、以上のような実践やそれによって生まれた制作物を扱い、島影自身がその実践者と戯れながら行う来場者参加型ワークショップ、公開インタビュー、上映会などを通じてその知や方法論を社会にひらいていく。展覧会で実施された企画のアーカイヴは本展覧会公式サイトでも随時公開される。
本展出演は、beta post、楠見清、内田聖良、大野睦昌、上平崇仁、林園子、濱中直樹、津田和俊、ドミニク・チェン、和田夏実、清水淳子、加藤淳、菅野裕介、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、山本千愛、平尾修悟、青山新、東谷俊哉、Aokid、田中堅大、角田陽太、金森香、福田敏也、秋山孝幸、梶谷真司、荻原林太郎、水野大二郎、大橋香奈ら(順不同)。本展を通じ、私たちの「"現実"の自給率」が上がることを願う。
なお受賞者による展覧会は、1月に板橋令子が「Mother nature -アートに観る、女性や自然と文化の相互作用-」展を終え、宮坂直樹が3月のキュレーション展「物質分化」(3月5日〜17日)で締めくくる。
「ネクスト・キュレーターズ・コンペティション 2021」は、現代美術の発展を担う若手キュレーターの発掘と育成を目的としたコンペティション。エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、エヌ・アンド・エー株式会社、D/C/F/Aの3社が共催し、審査員は、南條史生、山峰潤也、小池藍が務めた。
今回の受賞者は、板橋令子、島影圭佑、宮坂直樹の3名。それぞれ、中目黒にオープンしたN&Aアートサイトでの展覧会開催のほか、展示制作の支援や、YouTubeメディア「MEET YOUR ART」での紹介など多様な側面からのサポートを受ける。
N&Aアートサイトでの展覧会第2弾を開催する島影圭佑は、1991年新潟生まれのデザインアクティビスト。父の失読症をきっかけに、文字を代わりに読み上げるメガネ「OTON GLASS」を仲間とともに発明。自立共生する弱視者やエンジニアを増やすプロジェクト「FabBiotope」に取り組んでいる。山口情報芸術センター教育普及学芸員実習生、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、筑波大学図書館情報メディア系助教などを経て、現在、株式会社オトングラス代表取締役、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab特任研究員。
本展で島影は、「個別の現実を生起するためのデザイン」をテーマに、会場を公開収録のスタジオに見立て多様な企画を実施する。
目が見えづらくなっても様々な支援技術を組み合わせたり、他者とのコミュニケーションを粘り強く工夫し続けたりすることで、自らの仕事や生活を構築すること。自らが向き合わざるを得ないことに対してメディアテクノロジーの私的な造形を通じて考えること。カメラやレコーダーを持って散歩をし、新たな都市の見立てを発見し記録すること。また、それを服や空間そして音楽の制作に応用すること。デザインリサーチや社会学の専門化された技法をいち生活者として実践し、複雑な課題に寄り添い続けること。
本展では、以上のような実践やそれによって生まれた制作物を扱い、島影自身がその実践者と戯れながら行う来場者参加型ワークショップ、公開インタビュー、上映会などを通じてその知や方法論を社会にひらいていく。展覧会で実施された企画のアーカイヴは本展覧会公式サイトでも随時公開される。
本展出演は、beta post、楠見清、内田聖良、大野睦昌、上平崇仁、林園子、濱中直樹、津田和俊、ドミニク・チェン、和田夏実、清水淳子、加藤淳、菅野裕介、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、山本千愛、平尾修悟、青山新、東谷俊哉、Aokid、田中堅大、角田陽太、金森香、福田敏也、秋山孝幸、梶谷真司、荻原林太郎、水野大二郎、大橋香奈ら(順不同)。本展を通じ、私たちの「"現実"の自給率」が上がることを願う。
なお受賞者による展覧会は、1月に板橋令子が「Mother nature -アートに観る、女性や自然と文化の相互作用-」展を終え、宮坂直樹が3月のキュレーション展「物質分化」(3月5日〜17日)で締めくくる。