EXHIBITIONS
那須佐和⼦ 新作展⽰「slipped moonlight」
新進気鋭の画家・那須佐和⼦による新作展⽰「slipped moonlight」が銀座 蔦屋書店(インフォメーションカウンター前)で行われる。本展協力はbiscuit gallery。
那須は1996年東京都生まれ。2021年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、同大学大学院美術研究科修士課程油画第一研究室に在籍。絵画の在りかをテーマに、風景画と人物画の制作を行う。
自身が絵画史の延長線上にあるということに向き合いながら絵画作品を手がける那須は、また自身が現代人であることを自覚しながら、古典、モダニズムの画家たちの思考をたどっていき、時間・地理・環境といった隔たりを受け入れたうえで、自らの表現を展開することを試みてきた。古典的モチーフや色彩はノスタルジックな印象を受けるいっぽうで、鑑賞者自身が疑問を抱く、あるいは思考のきっかけとなるような仕掛けが施されており、見る者を作品世界へと引き込む。
今回の展示では、那須が断続的に制作している、キャンバスからはみ出すようなフレームが取り付けられた風景画シリーズ(2019〜)の新作を発表する。
本シリーズでは、キャンバスの際、額、画面のなかを横切る地平線など絵画を構成している様々な枠をずらすように描き、その存在を浮かび上がらせる。鑑賞者の視線は複数の枠のなかを右往左往し、曖昧にされた絵画空間の在りかは想像に委ねられることになるだろう。
なお那須は本展と同時期に、biscuit galleryでの、布田葉太郎との2人展「最終観測者、?」(2月10日〜20日)、またmyheirloomでの個展「燈台へ」(2月10日〜27日)も予定している。
那須は1996年東京都生まれ。2021年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、同大学大学院美術研究科修士課程油画第一研究室に在籍。絵画の在りかをテーマに、風景画と人物画の制作を行う。
自身が絵画史の延長線上にあるということに向き合いながら絵画作品を手がける那須は、また自身が現代人であることを自覚しながら、古典、モダニズムの画家たちの思考をたどっていき、時間・地理・環境といった隔たりを受け入れたうえで、自らの表現を展開することを試みてきた。古典的モチーフや色彩はノスタルジックな印象を受けるいっぽうで、鑑賞者自身が疑問を抱く、あるいは思考のきっかけとなるような仕掛けが施されており、見る者を作品世界へと引き込む。
今回の展示では、那須が断続的に制作している、キャンバスからはみ出すようなフレームが取り付けられた風景画シリーズ(2019〜)の新作を発表する。
本シリーズでは、キャンバスの際、額、画面のなかを横切る地平線など絵画を構成している様々な枠をずらすように描き、その存在を浮かび上がらせる。鑑賞者の視線は複数の枠のなかを右往左往し、曖昧にされた絵画空間の在りかは想像に委ねられることになるだろう。
なお那須は本展と同時期に、biscuit galleryでの、布田葉太郎との2人展「最終観測者、?」(2月10日〜20日)、またmyheirloomでの個展「燈台へ」(2月10日〜27日)も予定している。