EXHIBITIONS

Koichiro Takagi × CHUMS

BOYS STITCHES CLUB

2022.01.29 - 02.13

メインビジュアル

Koichiro Takagi × CHUMS「BOYS STITCHES CLUB」より

 刺繍作品を中心に発表するアーティストの高木耕一郎と、アウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」によるコラボレーション展「BOYS STITCHES CLUB」が港区元麻布のbetween the arts galleryで開催される。1月29日~2月13日まで。

 高木は1974年東京都生まれ。大学卒業後にアメリカに渡り、サンフランシスコのアート・アカデミーにてシルクスクリーンを学んだ。その後、ニューヨークにて画家としてのキャリアをスタートし、2005年に帰国後は東京を拠点に活動。様々な動物を擬人化させ、刺繍やペインティングなど多様な手法を用いて独特の世界観を持った作品を手がけている。国内外での企画展への参加や、個展開催など精力的に活動。またアパレルブランドへのデザイン提供も数多く行っており、現代のアートシーンで注目されている。

 今回コラボレーションするCHUMSは、1983年、アメリカのユタ州でラフティングのリバーガイドしていた創業者が、サングラスを川に落とさないためにメガネホルダーの必要性を感じ、紐で固定するストラップ「チャムス オリジナルリテイナー」を開発したのが始まり。ブランドの創業以来、「Fun(ファン)」「Friendly(フレンドリー)」「Quality(クオリティ)」をコンセプトとしてキャンプギアやアパレル、雑貨に至るまで多彩な商品を展開し、日々の生活のなかに「こんなアイテムがあったらいいな」をかたちにし続けている。

「BOYS STITCHES CLUB」と題した本展では、高木の2011年から現在までの作品をはじめ、2022年2月中旬より販売がスタートするCHUMSとのコラボレーションアパレルアイテムを先行展示。また、本企画のために制作されたシルクスクリーン作品とオリジナルTシャツもセットで販売される(作品は抽選販売。詳細は公式ウェブサイトへ)。

 アメリカのサブカルチャーの影響を受けて育まれた、ユーモアがありながら皮肉や風刺といった相反する性質が混在する高木の作品と、アウトドアの世界で親しまれるCHUMSのマスコットキャラ「ブービーバード」という、2つの個性が組み合わさることで生まれる唯一無二の世界観を楽しみたい。