EXHIBITIONS

きがふれて vol.2

日高理恵子 安喜万佐子 山部泰司

2022.01.15 - 02.03

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 ギャラリー16は、日高理恵子、安喜万佐子、山部泰司による3人展が開催されている。「きがふれてvol.2」というタイトルのもと「樹」をモチーフに描いた絵画展。

 1992年、ギャラリー16のオープンから足を運んでくれていたN氏からの提案をきっかけに、展覧会「きがふれて」が始まった。「きがふれて」の「き」は「樹」を指すとともに、「き」に「気」が当てられる。第1回には、秋岡美帆・稲垣貴士・日高理恵子の3人が参加した。

 今回「きがふれてvol.2」には、安喜万佐子、山部泰司、日高理恵子の作家3人が出品。1回目の展覧会から30年を経て開催される本展へ、ギャラリー16代表の井上道子は、次の言葉を寄せている。

「秋岡美帆・稲垣貴士・日高理恵子の三人の出品者で『きがふれて』と云うタイトルのもと展覧会が開かれたのは1992年であった。当時、存命中のN氏は美術館に在籍していて、ギャラリー 16がオープンした頃から殆どの展覧会を観てくれている人だった。その彼から上述の三人の作家に『きがふれて』と云うタイトルを添えて、これは画廊に提供するので展覧会をすればという申し出を受けた。三人の作家の作品から推して『きがふれて』の『き』は勿論『樹』のことで、もう一つの『き』は『気』を当てはめるという彼独特のシニカルなタイトルを私は結構気に入っていた。

今回、安喜万佐子、山部泰司、日高理恵子の三人の作家の出品で『きがふれて vol.2』として展覧会を開催する事になった。N氏による1回目の展覧会から30年も経過した今、天にいる彼が云うのは『また、きがふれた画廊だなあー』と云う事だろう(ギャラリー16、井上道子)」。