EXHIBITIONS
益永梢子展「editing」
nidi galleryでは、益永梢子による個展「editing」を開催する。会期は1月21日~2月10日。
益永は1980年大阪生まれ。日常生活の様々な事象を観察し、柔軟な視点と手法で絵画の可能性を追求している。2001年成安造形短期大学造形芸術科洋画クラス卒業。16年、第31回ホルベインスカラシップ奨学生。18〜19年に文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として米国ニューヨーク市に滞在した。
本展「editing」では、クリップやバインダーを用いた作品シリーズ約20点を発表。nidi galleryにおける益永の個展は、食材で食パンに抽象画を描き、記録し、食べるというプロジェクト作品とパフォーマンスを発表した「Abstract Butter」(2012)以来、2度目の開催。より自由で広がりのある絵画の在り方を示し続ける益永の最新作に注目してほしい。
本展に寄せて、作家は次のコメントを出している。
「展覧会会場で見たその時に、まるでたった今出来上がったかのような、今にも動き出しそうな、さっきまで動いていた気配を感じるような作品をつくりたいと考えています。
私は日常生活のなかで目にする蝶番やクリップ等に興味があります。金具そのものを観察していると、そこに想定される力学や物と物を繋ぐその構造と機能に惹かれます。仮止めのようであり、物理的に編集可能な性格は、可変的な私の作品を構成し、決定します。
バラバラとしていたものが組み上がる時のような、何かが立ち上がる瞬間に立ち会える時間として、そして、その後も変わる可能性を示唆する意味で展覧会タイトルを『editing(編集中)』としました(益永梢子)」。
益永は1980年大阪生まれ。日常生活の様々な事象を観察し、柔軟な視点と手法で絵画の可能性を追求している。2001年成安造形短期大学造形芸術科洋画クラス卒業。16年、第31回ホルベインスカラシップ奨学生。18〜19年に文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として米国ニューヨーク市に滞在した。
本展「editing」では、クリップやバインダーを用いた作品シリーズ約20点を発表。nidi galleryにおける益永の個展は、食材で食パンに抽象画を描き、記録し、食べるというプロジェクト作品とパフォーマンスを発表した「Abstract Butter」(2012)以来、2度目の開催。より自由で広がりのある絵画の在り方を示し続ける益永の最新作に注目してほしい。
本展に寄せて、作家は次のコメントを出している。
「展覧会会場で見たその時に、まるでたった今出来上がったかのような、今にも動き出しそうな、さっきまで動いていた気配を感じるような作品をつくりたいと考えています。
私は日常生活のなかで目にする蝶番やクリップ等に興味があります。金具そのものを観察していると、そこに想定される力学や物と物を繋ぐその構造と機能に惹かれます。仮止めのようであり、物理的に編集可能な性格は、可変的な私の作品を構成し、決定します。
バラバラとしていたものが組み上がる時のような、何かが立ち上がる瞬間に立ち会える時間として、そして、その後も変わる可能性を示唆する意味で展覧会タイトルを『editing(編集中)』としました(益永梢子)」。