EXHIBITIONS

新春企画・生誕100年 古川吉重展

みぞえ画廊福岡店
2022.01.15 - 01.30

古川吉重 M-59 1989

古川吉重 L18-3 2000

 みぞえ画廊福岡店では新春企画として、今年生誕100年を迎えた画家・古川吉重(1921〜2008)の個展を開催。激動の時代を絵描きとして駆け抜けた古川の生涯とその世界を紹介する。

 福岡市に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んだ古川。海軍へ応召し復員後は、福岡と東京を拠点に制作・発表を続けた。その画風はフォーヴィズム、キュビズムの影響を受け抽象へと変遷を遂げながら、1963年の渡米後、ニューヨークでその独自の抽象表現を追求していった。76年、それまで異国での孤独な制作活動を続けていた古川は、のちの妻となる彫刻家の真島明子と出会い、その後、二人三脚でニューヨーク生活を送った。2000年の帰国後は神奈川県相模原市を拠点に活動し、2008年に86歳でその生涯を閉じた。

 本展では、1980年代末以降、豊かな色彩と重厚なマチエールを持つ背景に幾何学的なかたちが描かれた古川の大作の油彩画を中心に、小品やデッサンを含む約25点を展示。あわせて彫刻家・真島明子と、東京美術学校以前からの旧知の仲だった野見山暁治ら、親交のあった作家たちの作品も紹介する。

 なお同時期に、KOKI ARTS(東京、1月8日~2月2日)およびContemporary HEIS(東京、1月中旬以降を予定)でも、古川の個展が開催される。