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EXHIBITIONS

井田大介「あなたが鳴らしても鐘は止まない」

2021.12.22 - 2022.01.30

井田大介「あなたが鳴らしても鐘は止まない」より

井田大介「あなたが鳴らしても鐘は止まない」より

 井田大介の個展「あなたが鳴らしても鐘は止まない」が、新宿のアートスペース・デカメロンで開催されている。1月30日まで。

 井田は1987年鳥取県生まれ、東京都在住。2015年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻という表現形式を問いながら、彫刻・映像・3DCGなど多様なメディアを用いて、目には見えない現代の社会の構造やそこで生きる人々の意識や欲望を視覚化してきた。16年からは、世界中の人々がインターネット上にアップロードしている匿名的な画像を素材として、インターネット以降のモノや身体の在り方を彫刻する「Photo Sculpture」を継続的に制作している。井田は本展に際し、次のステイトメントを出している。

「日常生活や社会システムの中に隠れている、当たり前に消費されているルールや慣習から構造を引っ張り出し彫刻を行う。例えば印鑑や印鑑証明は無くても成立している国があるし、人的、時間的リソースを無駄にしているにも関わらず、未だに文化として残っている。誰かが得しているのだろう。または無くそうとすると大勢が損をするか。

2021年は仮想通貨バブルだったが、上がり続けている時はまだ上がると思い続け、下がり始めてもまた上がるかもしれないと損をしながら、大口の養分となっていく。仮想通貨やブロックチェーン、ビットコインは国が発行するお金に対するカウンターの非中央集権的なシステムであり、ルールさえ分かれば富裕層である上位2%に入れる可能性があるのは資本主義の救いでもあり、そのシステムは欲望の中で生きる人間ぽさが垣間見え、とても愛おしい存在だけれど、経済成長率0.2%を続けた先にある未来がどうなっているのかには興味がある(井田大介)」。