EXHIBITIONS

吉野辰海 新作展

2021.11.29 - 12.11

吉野辰海 此処へ 2021

吉野辰海 2020~2021 B3 2021

吉野辰海 2020~2021 B6 2021

 美術家・吉野辰海の新作展がギャラリー58で開催されている。12月11日まで。

 吉野は1940年宮城県生まれ。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵科で学び、60年に前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」のメンバーとして活動。70年代末より現在まで一貫して、犬をモチーフにした作品を主軸に発表してきた。作品は、宮城県美術館、青森県立美術館、東京国立近代美術館、大阪国立国際美術館、徳島県立近代美術館、熊本市現代美術館ほか多くの美術館などに収蔵されている。

 本展では、新作の立体作品4点とドローイング16点を展示。これまでの立体はFRP(繊維強化プラスチック)を素材に用いてきたが、新たな試みとして、今回は粘土とメディウムによる新作も並ぶ。

 新作では、ドローイング「2020~2021」シリーズで描かれた犬たちの体内は空洞で断ち切られ、コロナ禍で分断された世界と、環境や生態系が破壊されて活力や希望を喪失しつつある困難な時代を象徴している。