EXHIBITIONS
つくる・つながる・ポール・コックス展
板橋区立美術館は、パリ出身のアーティスト、ポール・コックスの展覧会「つくる・つながる・ポール・コックス展」を開催する。
フランスを中心に世界で活躍するコックスは、絵画、グラフィックデザイン、舞台美術をはじめ、多くの分野に才能を発揮し、日本でも広告や絵本などの仕事を通して幅広いファンを得てきた。その作品は、鮮やかな色使いと軽やかな線が親しみを感じさせるいっぽうで、豊かな読書に基づく教養と、知的な遊び心にも満ちている。
コックスと板橋区立美術館は、2006年のワークショップ「夏のアトリエ」から交流が始まり、展覧会の具体的な構想を19年にスタート。しかし間もなく世界的なパンデミックとなり、海外との往来が難しくなった。展覧会の中止や延期も考えられたが、「制限から創造が生まれる」というコックスの座右の銘に励まされ、オンラインでの会議を重ねながらともに展覧会開催に向けて準備を進めてきた。
本展では、コックスが近年取り組んでいる風景画の連作、劇場ポスターなどのグラフィックデザイン、さらには絵本の仕事を含め、多数の作品や資料を展示。巨大な風景画や、ひらがなをテーマにした参加型のインスタレーションなど、本展のための新作も披露する。それらは、作品つくることによって、人々がつながっていくことができる、というコックスからのポジティブなメッセージとも言えるだろう。
フランスを中心に世界で活躍するコックスは、絵画、グラフィックデザイン、舞台美術をはじめ、多くの分野に才能を発揮し、日本でも広告や絵本などの仕事を通して幅広いファンを得てきた。その作品は、鮮やかな色使いと軽やかな線が親しみを感じさせるいっぽうで、豊かな読書に基づく教養と、知的な遊び心にも満ちている。
コックスと板橋区立美術館は、2006年のワークショップ「夏のアトリエ」から交流が始まり、展覧会の具体的な構想を19年にスタート。しかし間もなく世界的なパンデミックとなり、海外との往来が難しくなった。展覧会の中止や延期も考えられたが、「制限から創造が生まれる」というコックスの座右の銘に励まされ、オンラインでの会議を重ねながらともに展覧会開催に向けて準備を進めてきた。
本展では、コックスが近年取り組んでいる風景画の連作、劇場ポスターなどのグラフィックデザイン、さらには絵本の仕事を含め、多数の作品や資料を展示。巨大な風景画や、ひらがなをテーマにした参加型のインスタレーションなど、本展のための新作も披露する。それらは、作品つくることによって、人々がつながっていくことができる、というコックスからのポジティブなメッセージとも言えるだろう。