EXHIBITIONS
Still, life — まだ、生きてます
栗田咲子、菱木明香、リース直美
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで展覧会「Still, life — まだ、生きてます」が開催される。日常的なものを起点として広がる世界を描く3人の作家、栗田咲子、菱木明香、リース直美による企画。
英語で「still life(動かない生命)」と表される静物画。「静物画=still life」のあいだにコンマを入れて「Still, life」とすると「まだ、そこに命がある」「まだ、生きている」という意味に転じ、このたったひとつの小さな記号が、言葉の意味を大きく変える力を持っている。
本展では、こうした言葉遊びを手がかりとして、何気なく通り過ぎていく日常のなかにある「生」とは何かを考えるアーティスト3人、栗田咲子、菱木明香、リース直美のまなざしが示される。
栗田は1972年岡山県生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。人、動物、植物など身近なものを題材に、ひとつの風景として絵画に組み立てる。脈絡なく寄せ集めたモチーフたちは勝手に響き合い、つかず離れずの関係をつくる。愛のあるユーモアを根底に、考えることを手放したくなるような心地よい絵画空間を追求している。
菱木は1972年京都府生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。絶滅危惧種の珍しい植物から冷蔵庫の中で腐りかかった野菜まで身近な自然のかけらを淡々と描くという仕事を続けている。2013年頃からは、古紙を使ってオオカバマダラの大移動をテーマしたインスタレーションなど、人の営みと自然の存続の間に起こる環境問題を取り扱った作品も展開している。また多くの作家とともに世界の植物園での滞在制作などを通し、何十年とかけてその植物園に植栽されている植物の膨大な記録花譜(florilegium)を残していく取り組みにも参加している。
リースは1976年滋賀県生まれ。2005年ペンシルベニア大学大学院デザイン研究科美術学部修了(University of Pennsylvania Graduate School of Design)。現在はブルックリン在住。紙、布、のり、などの日常的な素材を使って平面作品を制作し、ユートピア建築、温室ガーデン、そして最近ではリビングルームやダイニングテーブルといった静物など、多岐にわたる理想的な空間を取り上げている。
英語で「still life(動かない生命)」と表される静物画。「静物画=still life」のあいだにコンマを入れて「Still, life」とすると「まだ、そこに命がある」「まだ、生きている」という意味に転じ、このたったひとつの小さな記号が、言葉の意味を大きく変える力を持っている。
本展では、こうした言葉遊びを手がかりとして、何気なく通り過ぎていく日常のなかにある「生」とは何かを考えるアーティスト3人、栗田咲子、菱木明香、リース直美のまなざしが示される。
栗田は1972年岡山県生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。人、動物、植物など身近なものを題材に、ひとつの風景として絵画に組み立てる。脈絡なく寄せ集めたモチーフたちは勝手に響き合い、つかず離れずの関係をつくる。愛のあるユーモアを根底に、考えることを手放したくなるような心地よい絵画空間を追求している。
菱木は1972年京都府生まれ。1997年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。絶滅危惧種の珍しい植物から冷蔵庫の中で腐りかかった野菜まで身近な自然のかけらを淡々と描くという仕事を続けている。2013年頃からは、古紙を使ってオオカバマダラの大移動をテーマしたインスタレーションなど、人の営みと自然の存続の間に起こる環境問題を取り扱った作品も展開している。また多くの作家とともに世界の植物園での滞在制作などを通し、何十年とかけてその植物園に植栽されている植物の膨大な記録花譜(florilegium)を残していく取り組みにも参加している。
リースは1976年滋賀県生まれ。2005年ペンシルベニア大学大学院デザイン研究科美術学部修了(University of Pennsylvania Graduate School of Design)。現在はブルックリン在住。紙、布、のり、などの日常的な素材を使って平面作品を制作し、ユートピア建築、温室ガーデン、そして最近ではリビングルームやダイニングテーブルといった静物など、多岐にわたる理想的な空間を取り上げている。

