EXHIBITIONS

天明屋尚 個展「Japanese character」

2021.11.02 - 11.20

天明屋尚 魔神颯刃乃図 2021 ©︎ Tenmyouya Hisashi

天明屋尚 魔神颯刃乃図(部分) 2021 ©︎ Tenmyouya Hisashi

 Gallery MUMONでは、アーティスト・天明屋尚の2年ぶりとなる個展「Japanese character」を開催している。

 天明屋は1966年東京都生まれ。日本の伝統的な絵画の各流派のスピリットと世界観を、現代に継承・発展させた自身の絵画表現を「ネオ日本画」と宣言。華美(過美)で覇格(破格)であり、日本のモダニズムに対するストリートの視線からの下克上と、武人気質の美の系譜を「BASARA」と総称した独自のコンセプトで制作を行ってきた。

 本展では、巨大ロボット・怪獣・戦隊モノといった、土着性とアニミズムが根底にある日本発祥のキャラクター文化を踏まえ、日本のキャラクターをテーマとしたオリジナルのキャラクターシリーズ作品を発表する。

 天明屋は、「2年前の個展で私は日本古代の神である『国津神』を描いたが、本展で現代の神話としての『ジャパニーズ・キャラクター』を描くことで、一つの円環を成します。これにより、私が2010年に考案した日本の文化軸と歴史軸を直結させた美術概念『BASARA』は、いったん完結したとも言えるでしょう」と言葉を寄せている。