EXHIBITIONS

第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞記念

高橋喜代史展 言葉は橋をかける

2021.09.11 - 2022.01.16

高橋喜代史 言葉をせおう 撮影=前澤良彰

高橋喜代史 10万年をせおう(部分) 撮影=前澤良彰

高橋喜代史 ザブーン 2021 第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞作 大通交流拠点地下広場に設置(〜2024年1月) 撮影=小牧寿里

高橋喜代史 BBQ STOVE 2021 撮影=前澤良彰

高橋喜代史 左から《POSTER》(2018)、《CONVERSION》(2020)、《COPY PAPER SOUND》(2016) 
「第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞記念 高橋喜代史展 言葉は橋をかける」(本郷新記念札幌彫刻美術館、2021)での展示風景
撮影=前澤良彰

 第3回本郷新記念札幌彫刻賞受賞作家・高橋喜代史の個展「言葉は橋をかける」が、本郷新記念札幌彫刻美術館で開催されている。

 高橋は1974年北海道妹背牛生まれ。99年にCAIアートスクールを卒業。現在も札幌を拠点に制作を行う。書道とマンガを造形の源泉とし、記号化された文字や言葉の多様性をテーマとした表現活動を続けている。

 主な展覧会に、フランス、ニュージーランド、北アイルランドでの個展、カナダ、ドイツ、中国でのグループ展など。また、12年より500m美術館の企画、札幌駅前通地下歩行空間でのPublic Art Research Center[PARC]の企画やThink Schoolの企画運営など現代美術のプロデュースも行う。

 本展では、マンガに用いられる擬音語をモチーフとした立体造形や、独自の装置を用いて描画する「筆シリーズ」、他者との隔たりや繋がりを問うパフォーマンスを記録した映像インスタレーションなどを展示。高橋のこれまでの制作の軌跡をたどる作品や最新作を展観し、異なる領域との橋渡しを試みる表現の現代性に迫る。