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EXHIBITIONS

北澤美術館所蔵

ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

2021.10.01 - 11.21

大型常夜灯《インコ》(1920) 北澤美術館所蔵 撮影=清水哲郎

テーブル・センターピース《三羽の孔雀》(1920) 北澤美術館所蔵 撮影=清水哲郎

立像《噴水の女神、メリト》(1924) 北澤美術館所蔵 撮影=清水哲郎

(左から)香水瓶《バラ》(1914)、香水瓶《ユーカリ》(1919)、扁平香水瓶《三組のペアダンサー》(1912) 北澤美術館所蔵 撮影=清水哲郎

香水瓶《シクラメン》(1909) 北澤美術館所蔵 撮影=清水哲郎

 ルネ・ラリック(1860〜1945)は、パリを中心に活躍した装飾美術家。ジュエリー・デザイナーとして出発し、世紀末の工芸改革運動「アール・ヌーヴォー」の旗手として、1900年のパリ万国博覧会でグランプリに輝き、国際的な名声を博した。その後、活動の分野をより広い購買層を対象にしたガラスに移し、シャープで量感のある作品を量産化し、世に送り出した。

 1925年の「アール・デコ様式」の由来ともなった「アール・デコ博(現代産業装飾美術国際博覧会)」では、最先端の電気照明を取り入れたガラス製の噴水塔や建築装飾を披露するなど、大規模な出展を通じて、フランスを代表するガラス・メーカーとしての威信を発揮。ラリックが目指したのは、20世紀の新時代にふさわしいモダンな生活様式とフランスの伝統である「エレガンス」を兼ね備えた作品だった。

 高いデザイン性を示しながらも、型吹きやプレス成形といった鋳型を活用した独自の製法を用いることで量産化を成功させ、「芸術と産業」を融合させたラリックは、一般市民までその製品を普及させ、第一次大戦後の荒廃した人々の心に生きる歓びと生活の豊かさを呼び起こした。

 本展では、世界屈指のガラス・コレクションを誇る北澤美術館(長野)より、ラリックのアール・デコ期の代表作約100点を厳選して紹介する。「アール・デコ博」の中央広場の噴水塔のために制作された女神像などの貴重な作品、当時の雰囲気を彷彿とさせるテーブル・セッティングなど、華やかで洗練された20世紀初頭のモダンな生活様式がよみがえる。

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