EXHIBITIONS

特別展

縄文2021―東京に生きた縄文人―

多摩ニュータウンのビーナス(土偶) 多摩ニュータウンNo.471遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵

丘陵人(おかびと)の肖像(顔面装飾) 多摩ニュータウンNo.72遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵

環状集落再現模型 部分(多摩ニュータウンNo.107遺跡) 復元年代:縄文時代中期 縮尺1/20

翡翠製大珠 多摩ニュータウン№72遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵

丸木舟 千葉県落合遺跡出土 縄文時代後期 江戸東京たてもの園蔵

多摩ニュータウン№72遺跡 住居跡に捨てられた土器等 縄文時代中期 東京都教育委員会画像提供

 1万年以上にわたって続いた縄文時代。この長い時代を生きた縄文人の「生」の暮らしはどのようなものだったのか、江戸東京博物館では、江戸東京の暮らしや文化を振り返る礎として、東京の縄文人の暮らしに焦点を当てた展覧会「縄文2021―東京に生きた縄文人―」を開催する。

 同館1階の特別展示室を会場とする本展では、縄文時代の「ムラ」の様子を、2つの復元模型によって再現。当時の生活空間や道具を復元模型や映像などを用いて具体的に復元することを試み、最新の調査成果から考える縄文時代像を示す。なお常設展示室「江戸・東京ゾーン」の模型と比較することで、違った見方もできるだろう。

 本展で展示される土偶は100点以上。写真や肖像画もなかった時代に、当時の人々の息づかいや暮らしぶりを伝える道具の数々も並ぶ。

 展覧会全体は、「東京の縄文遺跡発掘史」「縄文時代の東京を考える」「縄文人の暮らし」「考古学の未来」ほか全6章で構成され、東京に生きた縄文人の姿を知るだけではなく、東京の縄文発掘史から考古学の未来まで学ぶことができる。

 東京という地域の縄文時代を考える大規模な展覧会は、1986(昭和61)年に銀座ソニービルで開催された「第2回 東京の遺跡展」(主催・東京都教育委員会)以来、35年ぶり。本展を通じて、縄文時代の東京を感じ取り、考古学の新たな楽しみ方を発見したい。