アラン・ファン・エブリィ メモリアルショー

　アラン・ファン・エブリィはアメリカに生まれ、2000年代からはタイなどアジア諸国を拠点に活動。2013年のHiromart Galleryでの日本初個展で は「自分のまわりのカルチャーやタイでの海外生活をしている自己の人生からインスピレーションを得ている」と述べ、ココナッツを用いた作品や鮮やかな色彩の作品を発表してきた。

　近年は母国アメリカに戻り「故郷に戻るということは、何らかの作品の概念的性質が取り去られ、いっそうエモーショナルなところから来るのではないかと思う」と発言するなど、ますますの活躍を期待されていたなかで2016年に逝去。本展では、生前最後の展覧会となった「Daddy's Home」展（2016年、ヒロマート・ギャラリー）に向けアメリカで制作した作品を展示する。