EXHIBITIONS

井上りか⼦・友沢こたお・林果林 グループ展「Z_01」

上から、井上りか子《あまりにもやさしい死んだ微笑》、友沢こたお《slime LXXXVII》、林果林《悪の手》(いずれも2021)

井上りか子 あまりにもやさしい死んだ微笑 2021

友沢こたお slime LXXXVII 2021

林果林 悪の手 2021

 Z世代で注目を集める新鋭アーティスト3名によるグループ展「Z_01」が銀座 蔦屋書店のアートウォール・ギャラリーで開催される。

 1990年代後半〜2000年代前半⽣まれの「Z世代」は、震災やSNSの爆発的な普及などを多感な時期に経験した世代。「Z」と題された本展では、そんなZ世代の新鋭作家、井上りか⼦、友沢こたお、林果林の3名を紹介する。

 映画のワンシーンやスナップ写真、SNSで収集した画像など多様なイメージを組み合わせながら、痛みや悲しみ、愛情や許しを表現する井上りか⼦(1997年⽣まれ、武蔵野美術⼤学油絵学科卒業)、スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な⼈物画で、本能的で根源的な感覚の質感を探求する友沢こたお(1999年⽣まれ、東京藝術⼤学油画専攻在籍)、ユーモラスかつシニカルな観察的視点から、⼈間や⼈間社会の潜在的な俗っぽさをシュールに描き出す林果林(1998年⽣まれ、東京藝術⼤学油画専攻在籍)。

 本展を通して、「Z世代」特有の感覚がどのように作品に表現され、現代美術の潮流を運んでいくのかを探求する。

 なお本展の出品作は銀座 蔦屋書店の店頭およびオンラインストア「OIL by 美術⼿帖」にて、9⽉18⽇ 13:00より販売予定。