EXHIBITIONS

Ordinary than Paradise 何事もなかったかのように

2021.08.29 - 10.03

メインビジュアル

フライヤー(赤羽佑樹)

フライヤー(北村早紀)

フライヤー(中野由紀子)

フライヤー(吉國元)

フライヤー(石原絵梨)

 アキバタマビ21でグループ展「Ordinary than Paradise 何事もなかったかのように」が開催。本展では、作家がそれぞれの変化のなかで、自らの「Ordinary」と「Paradise」を問いながら制作した作品群を紹介する。

 参加アーティストは、木版画の版表現をルーツに、人物画をモチーフとして版画や絵画、イラストレーションなどを制作する北村早紀、「他者との邂逅」をテーマに、幼少期を過ごしたジンバブウェで出会った人々と「出会い直す」試みとして絵画を描く吉國元、アートディレクター/グラフィックデザイナーとして広告グラフィック制作の傍ら、タイポグラフィやイラストレーションを手がける石原絵梨、「見ること/認識すること」、また写真というメディアを用いて認識のズレについて考察する赤羽佑樹、生活のなかや夢で見た気になる風景を、記憶を手繰り寄せながら浮遊感を感じさせる絵画作品を発表している中野由紀子。

 新型コロナウイルスの感染拡大によってそれ以前の日常が失われるなか、展覧会の原案が生まれた本展が、鑑賞者の「新たな日常」に根ざした感覚に働きかけ、鑑賞者自身のなかの変化に気づきを与える機会となればとしている。