EXHIBITIONS
デジタルとアナログで創造する
藤井フミヤ展
多様な想像新世界
1993年、ミュージシャンの藤井フミヤは、初個展「FUMIYART‒Take a break-」を開催し、CGアーティストとしてデビュー。その後2003年には「FUMIYART」展を開催して大反響を博したが、これを機に画家としての活動を休止した。
そして、16年間の沈黙を破り、東京で「FUMiYART 2019」を開催。本展はその巡回展として、東京での出品作と、浜松市美術館での展示のために新たに描いた作品を含め100点以上を展示している。
会場では、1993年に全国9ヶ所を巡回した初のコンピュータグラフィックス展「FUMIYART- Take a break」で公開されたCGアート、2003年に発表した線画、カッターを駆使した職人技とも見える「ハリエ」や「キリエ」などを出品。時を経てなお新鮮さで見る者を引きつける「FUMIYART」の原点に遡り、これまでの画業を振り返る。
さらに見どころとなるのは、絵筆やペンを駆使した初公開のアナログ作品。硬質なボールペンを用いた線を無数に集積させる藤井オリジナルの技法で制作されたペン画、19世紀末ウィーン分離派の画家グスタフ・クリムトの絵画に触発され、装飾的な空間のなかに精緻なタッチで女性像を描いた油彩画、うずくまったポーズの女性をアクリルや水彩で描き、新しい肉体美の世界を追求した「コーナーの女」シリーズ、そして針金を折り曲げて制作した女性像など、時に甘美なエロティシズムが香り、時にファンタジックな夢想を喚起させる藤井フミヤの多様なアナログ作品が集まる。
人間の叡知とコンピュータがつくり上げる新しい芸術の境地と、職人的とも言える細密表現や肉筆表現でアナログアートの世界を創造する藤井フミヤ。本展で見せる多様な想像新世界「THE DIVERSITY」を堪能してほしい。
そして、16年間の沈黙を破り、東京で「FUMiYART 2019」を開催。本展はその巡回展として、東京での出品作と、浜松市美術館での展示のために新たに描いた作品を含め100点以上を展示している。
会場では、1993年に全国9ヶ所を巡回した初のコンピュータグラフィックス展「FUMIYART- Take a break」で公開されたCGアート、2003年に発表した線画、カッターを駆使した職人技とも見える「ハリエ」や「キリエ」などを出品。時を経てなお新鮮さで見る者を引きつける「FUMIYART」の原点に遡り、これまでの画業を振り返る。
さらに見どころとなるのは、絵筆やペンを駆使した初公開のアナログ作品。硬質なボールペンを用いた線を無数に集積させる藤井オリジナルの技法で制作されたペン画、19世紀末ウィーン分離派の画家グスタフ・クリムトの絵画に触発され、装飾的な空間のなかに精緻なタッチで女性像を描いた油彩画、うずくまったポーズの女性をアクリルや水彩で描き、新しい肉体美の世界を追求した「コーナーの女」シリーズ、そして針金を折り曲げて制作した女性像など、時に甘美なエロティシズムが香り、時にファンタジックな夢想を喚起させる藤井フミヤの多様なアナログ作品が集まる。
人間の叡知とコンピュータがつくり上げる新しい芸術の境地と、職人的とも言える細密表現や肉筆表現でアナログアートの世界を創造する藤井フミヤ。本展で見せる多様な想像新世界「THE DIVERSITY」を堪能してほしい。