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EXHIBITIONS

モダンクラフトクロニクル―京都国立近代美術館コレクションより―

2021.07.09 - 08.01, 2021.08.03 - 08.22

ピーター・ヴォーコス 陶彫 1963 © The Pier Voulkos and Daniel Peters Trust 京都国立近代美術館蔵

マグダレーナ・アバカノヴィッチ 黒い上衣 V 1974 京都国立近代美術館蔵

林康夫 Untitled 1950 京都国立近代美術館蔵

八木一夫 距離 1974 京都国立近代美術館蔵

堀内紀子 浮上する立方体の内包する空気 1977 京都国立近代美術館蔵

加藤土師萌 萌黄金襴手菊文蓋付大飾壺 1968 京都国立近代美術館蔵

三代田畑喜八 一越縮緬地鳳凰桐文振袖 1954 京都国立近代美術館蔵 ※前期展示

バーナード・リーチ 楽焼大皿「兎」 1920 © The Bernard Leach Family, DACS & JASPAR 2021 E4220 京都国立近代美術館蔵

並河靖之 桜蝶図平皿 明治時代 京都国立近代美術館蔵

十二代西村總左衛門 孔雀図刺繍屏風 1900-1910 京都国立近代美術館蔵 ※前期展示

 京都国立近代美術館では、工芸の名品・優品が一堂に会す展覧会「モダンクラフトクロニクル―京都国立近代美術館コレクションより―」を開催する。

 1963年に開館した京都国立近代美術館は活動の柱のひとつに工芸を置いており、国内有数の工芸コレクションを形成してきた。加えて同館は、「現代国際陶芸展」「現代の陶芸―アメリカ・カナダ・メキシコと日本」「今日の造形〈織〉-ヨーロッパと日本―」「現代ガラスの美―ヨーロッパと日本―」など、これまで国際展や企画展を通じ、日本との比較のなかで海外の工芸表現を紹介し、日本の美術・工芸界に大きな刺激を与えてきた。

 本展は、同館の工芸コレクションを用いて、これまでの展覧会活動の一端を振り返るとともに、近代工芸の展開をたどるもの。陶芸や染織、漆工をはじめ、ガラス、ジュエリーなども加え、京都国立近代美術館の収蔵品を通じて、近現代工芸の大きな流れを体感することができる。

 展示作品は総数305点(国内作家231点、海外作家74点。会期中、一部展示替えあり)。日本の工芸史に大きな影響を与えた重要な国際展の出品作、また展覧会ポスターなどの資料も含まれる。

 なお展覧会に合わせて、京都国立近代美術館が所蔵する全工芸作品を網羅した所蔵品目録も発売予定だ。