EXHIBITIONS

文化観光拠点計画認定記念特別展

日本の心象 刀剣、風韻、そして海景

2021.07.03 - 09.05

国宝 太刀 銘 国行(来) 鎌倉時代中期 13世紀 刀剣博物館(公益財団法人日本美術刀剣保存協会)

杉本博司 日本海、隠岐 1987 © Hiroshi Sugimoto Courtesy of Gallery Koyanagi

明珍宗裕、明珍宗敬 派生 ―太刀 明珍火箸― 2017 インスタレーション(部分)

三鈷剣 刀身:刀鍛冶 大野義光、蓮台:仏師 滝本光国 三鈷柄:鎌倉時代(刀身:現代、蓮台:現代) 公益財団法人小田原文化財団 Photo: Sugimoto Studio

庭園アートプロジェクト「たまはがねの響 音と光のインスタレーション」(2020年度実施風景) 作曲:菅野由弘「星雲光響 2021」、玉鋼製明珍火箸群:明珍宗敬、光インスタレーション2021制作:佐野誠

 姫路市立美術館は、文化観光拠点計画認定記念特別展「日本の心象 刀剣、風韻、そして海景」を開催する。本展は、日本の美意識を象徴する「刀剣」の刃文の美を手がかりに、日本の風土が培ってきた深淵にして豊穣な心象風景にふれ、その世界観の独自性、また普遍性を多彩な視点で探求しようとするもの。

 本展の第1章「刀剣の光陰」では、国内の名刀29口とともに同館所蔵・寄託の姫路ゆかりの刀剣20口を紹介し、多様で奥深い刃文の美をひも解く。

 第2章「風韻、そして海景」では、現代の刀匠と鍛冶師・明珍兄弟による、音(玉鋼火箸)と光彩(刀剣)のインスタレーションをプロローグとし、時間や人間存在についての思考を写真で表現する現代美術作家・杉本博司の写真シリーズ「海景」を展観。50メートルの展示壁を使った壮大なインスタレーションとなる。

 そして第3章「たまはがねの響」では、美術館の前庭を活用し、明珍火箸(みょうちんひばし、兵庫県指定伝統工芸品)の音色を素材に制作した音楽作品を、菅野由弘(作曲家)の制作・監修のもと、光と音のインスタレーションとして展開。世界遺産・国宝「姫路城」、国登録有形文化財「姫路市立美術館」、そして13点の彫刻のある庭園を一望に収める唯一無二の景観そのものを作品化する試みとなる。

 名刀計49口が勢ぞろいする、同館始まって以来最大規模の刀剣展示となる本展。また姫路市立美術館が、文部科学大臣および国土交通大臣による、観光・経済の活性化と好循環を生み出すことを目指す「文化観光拠点計画」の認定を受けたことを記念する特別展ともなる。

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