EXHIBITIONS

still moving 2017:距離へのパトス——far away / so close

参考画像 「still moving—on the terrace」(2016) 展示風景

参考画像 「still moving—on the terrace」(2016) 展示風景

 2023年に崇仁地域への移転を予定している京都市立芸術大学は、移転後の大学のあり方を探る実験的なプロジェクトを継続して行っている。

 崇仁地域は高瀬川と鴨川、東山を望む豊かな自然景観に恵まれ、地域の歴史を示す資料館や小学校、史跡などの地域資源も多く点在。一方で、人口減少や高齢化の急速な進行に伴う危機的状況にあり、大学の移転は新しい「まちづくり」の核としても重要な役割を担っている。

 本展では、移転予定地を中心に、同時多発的なフィールドワークや様々な物の運搬、研究会、実験、パフォーマンスなどを実施。大学と崇仁地域との間のモノ・ヒト・コトの「移動」を軸とする実験を通して、それぞれにもたらされるものを探っていく。