EXHIBITIONS

スクリプカリウ落合安奈「journey」

2021.06.03 - 06.19

スクリプカリウ落合安奈 mirrors(drawing) 2021 © Ana Scripcariu-Ochiai Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

スクリプカリウ落合安奈 mirrors(drawing) 2021 © Ana Scripcariu-Ochiai Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

スクリプカリウ落合安奈 mirrors(drawing) 2021 © Ana Scripcariu-Ochiai Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

スクリプカリウ落合安奈 明滅する輪郭(2点1組) 2021 © Ana Scripcariu-Ochiai Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

 スクリプカリウ落合安奈の個展「journey」がAkio Nagasawa Gallery Aoyamaで開催される。

 スクリプカリウ落合は1992年埼⽟県⽣まれ。日本とルーマニアという、2つの母国に根を下ろす方法を模索し、「土地と人の結びつき」をテーマに制作を続けてきた。国内外各地で民間信仰などの文化人類学的なフィールドワークを重ね、近年はその延長として霊長類学の分野にも取り組みながら、インスタレーション、写真、映像、絵画などを通して表現している。

 本展では「mirrors」と「明滅する輪郭」の2つのシリーズから新作を発表する。

「mirrors」は、「土地と人の結びつき」というテーマのもと、国内外各地で土着の風習や祭りに関するフィールドワークに取り組む延長上で、2019年に発表した絵画シリーズ。それまで人間の営みのなかから見出そうとしていたものを様々なサルのなかに見つけたことをきっかけに、「サルの中にヒトをみて、ヒトの中にサルをみる」というリフレクションを描いている。今回はこれまでのキャンバス作品に加え、ドローイング作品を初公開する。

 いっぽう「明滅する輪郭」は、日本とルーマニアの古写真を用いて、15年から継続的に取り組んでいるシリーズ。古写真に縫い付けられたビニール袋によって「呼吸」を可視化し、時空さえ超えて自己と他者を行き交う成分と、そのつながりを表している。