EXHIBITIONS

水に浮かぶ島のように-群馬県立館林美術館の20年

2021.04.24 - 06.13

パウル・クレー 子どもたち 1929 群馬県立館林美術館蔵

大岩オスカール パン・デ・アスーカル 1995 群馬県立館林美術館蔵

エドワード・バーン=ジョーンズ 『フラワー・ブック』より「ヤコブの梯子」 1905 群馬県立館林美術館蔵

鶴岡政男 春の野 1976 群馬県立館林美術館蔵

フランソワ・ポンポン ヒグマ 1918-26 群馬県立館林美術館蔵

 群馬県立館林美術館が企画展「水に浮かぶ島のように-群馬県立館林美術館の20年」を開催。開館20周年の節目に作品収蔵の歴史を振り返りながら、作品を通して同館の特色を浮き彫りにする。

 北に多々良川、南西には日本遺産のひとつに認定された多々良沼が位置する、広々とした平地に建てられた群馬県立館林美術館。その建物は「『水面』に浮かび上がる『島』」をイメージして建てられ、周囲の自然をも取り込んだランドスケープ(景観)がデザインされている。

「自然と人間」をテーマに収集されたコレクションは現在1200点以上を収蔵。これまで、収蔵品や館のテーマに触発されて数々の企画展を開催し、美術館を囲む環境は展覧会の企画にも大きな刺激を与えてきた。

 本展では、フランソワ・ポンポンの《シロクマ》に始まり、パウル・クレーやマルク・シャガール、アンディ・ウォーホルら、収蔵品のなかから選りすぐった作品約100点を展示。「美術館の発芽と生長」「地域へのまなざし」「見えないものを見えるように」「まなざしは地域から地球環境へ」「西洋の彫刻」という、美術館ならではの5つの章構成によってコレクションを紹介する。

 また、建設当時の美術館や企画展の記録写真、新聞・雑誌の切り抜きなどをもとに作成した年譜によって20年の歩みを振り返る。

※群馬県立館林美術館は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、5月16日〜6月13日まで臨時休館。これに伴い、本展は5月15日をもって開催を終了。詳細・最新情報は公式ウェブサイトへ。